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せっかくなので、SSを書いてみることに。
出たばかりの頃にハマりたかったなぁと思います……今SS探すの大変(涙)

お話はグリフィン×女天使です。
ウチの女天使はさほどゲームの印象と変わらないかと思いますが。
名前はセアラ。仮。いいの浮かばなかった……。
 
 
 瞼の裏が白く瞬く。
 暖かな光を感じ、うっすらと開けた瞳の先には風を受けて揺らめく木々があった。
 どうやら先ほど瞼を染めたのは木漏れ日らしい。
 いつの間に眠ってしまったのかと瞬きを繰り返し、自然の作り出した光の形を見つめる。
「よ。起きたな」
 ひょいと視界に入り込んできたのは、かつて共にあった勇者の一人だった。褐色の肌に似合いの笑顔が太陽と同じく、眩しい。
「グリフィン……私、寝てしまっていたのですね?」
 春の日差しが柔らかな今日のピクニックは、セアラが言い出したことだった。見晴らしのよいこの丘は町からも遠く、ちょっとした小旅行になってしまう。「明日はいい天気だし、ちょっと行ってみませんか?」程度で叶うことはなく、それなりに調整をつけてきただけに、うっかり眠ってしまったことが惜しく思える。
「まぁな。でも俺の膝で昼寝ってのも悪くないだろ」
 言われてようやく自分の頭が彼の膝に収まっていることに気付いた。
 グリフィンが真上から覗き込んでくるのはこの体勢のせいだったらしい。
「ご、ごめんなさい!」
「いいって。俺だってお前の膝好きだし。セアラがしちゃいけない理由はねぇよ」
「でも」
 困惑したセアラの動きを制するように、グリフィンの指が頬を撫でた。
 ビクッと震えた肩に、セアラは顔を染める。その様子を面白がるように人差し指と中指が首までステップを踏んでいき、一方の手は柔らかく金の髪を梳いた。
 普段はあまり褒められたものではない目的のために使われるその手も二人きりの今だけは絹を撫でるが如く優しく滑らかだ。
 無骨な肌から与えられる暖かな感触に目を細めていたセアラだったが首筋を撫でた指先が胸へと降りていこうかというところで、慌てて目を開く。
「グリフィン!」
 胸元に伸びていた手の甲を抓ると、そのまま軽く払う。
 小気味いい音がして、真上でニヤついていた表情が不満げなものに変わった。
「何すんだよ」
「それはこちらの台詞です。ここをどこだと思っているんですか?」
「少なくとも部屋ン中じゃないな」
 悪びれた風もなく告げられ、再び手が降りてくる。
「駄目です」
 パチン。
 セアラがグリフィンの手の甲を打つ。
「いいじゃんか。誰もいねぇし」
「嫌です。駄目ったら駄目ですからね」
 暫く遊びのような攻防戦が続き、近付くたびにはたかれる手の甲をさすってグリフィンが白旗を揚げる。
「あーもーわかった! 諦めるって」
 万歳のポーズで膨れっ面のセアラを解放し、もう何もしないとひらひら手を振ってみせた。
「もう起きます。おかげですっかり目が覚めましたから」
「そっか、残念」
 肩肘を突いて上半身を起こし、凝った身体を解す。天に向かって伸びをすると、目覚めかけの時と同じに木漏れ日が瞼の裏まで染め抜いた。
「まぁ」
 グリフィンの声に目を開くと、身体が一気に傾く。
「離してはやらないけどよ」
「グリフィン!」
 背後から抱き締められて、セアラは「もう」と苦笑する。
 腕の中に閉じ込められ、それでもこの温もりが無いよりかはずっとずっと嬉しいことだと……調子に乗るから口にはしなかったけれど……幸せに思いながら凭れ掛った。
 



精一杯の甘々です、そんなのめったに書かないけどな。
グリフィンは女天使にゲロ甘そう。
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