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ほもえろ書いていたら疲れてきたので(…)、ちょっと瑛くんに癒されようと思い、書き途中を引っ張り出す。
まだカナシにリンク貼ってないっつうか、イベント終わるまで無理ですが、まあいいや。

とりあえず、瑛主です。
主人公設定。
名前 三島果乃(瑛くん発音できませんでした……!)
帰宅部・バイトは珊瑚礁。
暇すぎて勉強ばかりしてたらいつの間にか学年トップ、自分が片思いしているということすら忘れる能天気娘。
短気でも喧嘩っ早くもないが、うっかり失言を繰り返すのが悪い癖。
 
 
 昨日の夜はベッドの上で買ったばかりの本を読んでいた。
 夕食もお風呂も済ませて、これでのんびり本の世界へ……というつもりが、結局眠りの世界へゴー。
 目が覚めたときには点けっぱなしだった蛍光灯がギンギンに光ってたし、負けないくらい明るい朝日がカーテン越しに光を透かしている。
 そんなわけで、数年ぶりの超早起き。
 朝っぱらからすることなんて何もなくて、ゆっくり食べた朝ごはんのあと、私はのんびりと通学路を進むことにする。
 ちなみにこんなに早く学校へ行くのも数年ぶりだ。
 と言っても私は遅刻の常習犯なんかじゃない。あくまで「ギリギリ」遅刻じゃない時間に登校する常習犯だ。
 おかげで足の速さには結構自信があったりする。

 海沿いの道に見慣れた頭を発見して、自慢の足を軽い駆け足に使用することにした。
 きっと油断してるはずだから「やあ、おはよう!」って爽やか~に挨拶しちゃうと見た。
「佐伯くーん、おはよぉ~!」
 ちょっと無駄に伸ばしてみたり。
 案の定、瑛くんは微笑みながら振り返ってきた。
 おはようの「おは」まで言って私の姿を確認すると、せっかくの笑顔を仏頂面へ変更。
 その早業は面白いなぁと感心する。
「何だ、果乃かよ。お前も今登校? 珍しく早いじゃん」
「早く目が覚めちゃったんだ。いつもダッシュだから気付かなかったけど、朝の空気って気持ちいいねぇ」
「いつもってお前」
「朝の予鈴前は氷上くんとの勝負だよ。私、そのうち日本新記録出すかもしれない……」
 あまりにも毎日見事なまでに遅刻を免れているせいか、いつの間にか仲良くなっていたのが風紀委員の氷上くんだ。顔を合わせば小言ばかりの彼だけど、なんかもう全体的に面白いので許す。
「出せるか!」
 お約束のツッコミが入るも、その程度では私は止められないのだ。
 まだまだ温いよ、瑛くん……!
「私、陸上部に入ってみようかなぁ。それで、晴れて日本新出したらインタビューでしょ? 私はマイクを前にこう答えるね。毎日遅刻しそうになること、それが速さの秘訣で……痛っ! 何すんの、瑛くん!」
「お前の妄想を止めてやったんだ、ありがたく思え」
 間髪いれず、どこかで修行してきたとしか思えない的確なチョップを脳天に一発。
 手癖悪いなぁ、相変わらず。
 私もたまにはチョップを返すけど、なぜか照れ始めるので意味がわからない。ソコは怒るとこだよー?
「ひどいよ、可愛らしい夢じゃない」
「綺麗な言葉で言い換えるな。大体陸上部と掛け持ちできるほどウチは甘くないぞ」
 そう言われて珊瑚礁での厳しい指導を思い出す。鬼教官はもちろん瑛くんで、しょっちゅう怒られながら、働くのに必死。帰る頃にはもうぐったりな生活だ。
 嫌がらせだったらとっくにやめてるけど、瑛くんが一生懸命お店のことを考えてるのがわかってるから、私も頑張れてる。もうちょっと優しくしてくれてもいいのになぁとは思うんだけど。
「そだねぇ。瑛くんでいっぱいだし、私」
「俺でいっぱいっておまっ何言い出すんだ」
 また変なところで頬を染める。
 私、そんなにすごいこと言ったっけ?
「この上さらに他の人のしごきまで受けてたら、私の高校生活真っ暗でしょ。毎日楽しくが一番だよ」
 付け加えると大きくため息をつかれた。
 その対応じゃ私が悪いことしたみたいじゃないか。
「そっちかよ。期待して損した」
「瑛くん、何か期待するところあった?」
「あったの! お前といると、ホント毎日楽しいよ」
「うわぁ、すごい棒読み」
 無造作感を出すのに時間がかかるらしい髪の毛をかきあげて、上からえらく呆れた視線を落としてくる。
「くそ、朝から幸先いいと思ったのに」
「こらこら、汚い言葉使わない。もうすぐ学校だよ、しまってあるキラキラ振りかけとかないと」
「何だよ、それ」
「学校にいるときの優等生プリンスオーラ」
「馬鹿にすんなよ? 一瞬で出してやる」
 言葉通り、瑛くんは見事な営業スマイルでキラキラを振りまく。
「すごいねぇ。ここまで行くと職人芸だよ。私もそれ欲しいな」
「お前にはいらないだろ。ていうかこれ以上変なもん身に着けんな」
「別に何も身に着けてないよ?」
「それだそれ! ああもうホント腹立つ! 無意識ってのがな、一番タチ悪いんだぞ。反省の印に三回まわってワンと言え」
「やだ、そもそも反省する理由がないし」
 私の返事に、プイッと瑛くんがそっぽを向いた。
 少し足を速めてるから、これはご機嫌斜めの証拠。
 仲良くなってからはちゃんと速度合わせてくれるようになったのに。
 あ、でも仲良くなったら意地悪も増えたっけ……うーん、これはいいのか悪いのか。
 しょうがないから、駆け足で追いついて、早足で隣に並ぶ。
「ねぇ、瑛くん。早起き頑張った日は、また今日みたいに一緒に登校してもいい?」
「……ま、起きられるもんならな」
「言ったねー! よぉっし、一ヶ月に一回は早起きするぞー!」
「もうちょっと頑張れよ!」
 



今作は難易度が低いおかげで、「あそこまでラブラブだったのに、告白してくれないの?!」という状況がなくてよかった、と思います。
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