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ツイッターで流れてきたBL写真集の「車のトランクに詰め込まれるデート」をネタ元に一本。
CPは数年ぶりに書く三上×間宮です。笛!BLの本命CPでございます。同志がいない? キニスンナ!(昔は少ないながらもいたのですよ!)
間宮はホント可愛いよ、マジ天使。

車に乗ってもらう都合上、大人設定です。
あと私は三上に対して若干ドライな対応です。奴に夢など見ていない!(キリッ


デートらしいデートは数ヶ月ぶりだった。
同じチームに所属しているだけに顔を合わせるのは日常だったが、デートというとそうも行かない。
いくら自分と間宮が恋人同士として認識されていない(そして、されにくい)とはいえ、休日のたびに二人で出かけていては勘繰られる可能性も出てくるだろう。
「イケメン選手で売っているんだろう。カミングアウトはやめておけ」
『チョイSな雰囲気がエロい!』という女性向け雑誌での評価を知っている間宮はきっぱりと言う。
「面倒くせぇ」
「お前から顔を取ったら何か残るのか? 残らないな」
「間宮、テメェ……」
仮にも母校の先輩で、恋人だというのに間宮の毒舌に遠慮はない。
「よく言うぜ。そういう俺でもお前はいいんだろ」
「ククッ、顔しか取り柄のない三上なら用はないと言ってるんだ」
嫌味にしか聞こえない愛の言葉に三上は頬を緩めた。
間宮の表現はわかりにくい。知り合った当初はこんなにムカつく野郎は他にいないと思ったくらいだ。
もって生まれた見た目ばかり注目される三上の『何も残らない』と称される本質のほうに価値を見出している……それがあの嫌味同然の台詞。
他人には間宮がわからないだろうな、と三上は鼻で笑う。
それでも構わなかった。
間宮の真意も、そのわかりにくい愛情も全て自分が知っていればいいことだ。
おかげで、苦もなく最愛の存在を独占できる。


間宮のマンションの前に車を停める。
選手には寮も用意されているのだが、爬虫類という趣味のために間宮は一人暮らしをしていた。
時にはこちらに泊まることもあるものの、今日はお出かけデートが目的である。ぐっと我慢して、間宮が降りてくるのを待つ。
しばらくするとゆったりとした足取りで間宮が自動ドアの向こうに現れた。
「やっと来たか、遅ぇよ」
ドアが開くと同時に文句を言う。
「三上が勝手に待っただけだ」
「うるせぇ……って何だ、それは」
Tシャツにチノパンというラフな服装の中に異質なものを発見し、三上は顔をしかめた。
両肩に掛かる何重にもなった紐の輪の存在感が半端ない。
大体今日のデートの場所は山ではなく、初心に戻ってちょっとかわいらしく動物園、というか爬虫類を見る手筈になっているのだ。紐の束は間違いなく関係ない。
間宮が動物園のヨーロッパヘビトカゲを捕獲するつもりという疑いはゼロとは言えないのだが……違うと心底信じたい。
「あぁ、これか」
太くはないが細くもないそれを間宮はニヤリ笑いで三上に差し出す。
普段は可愛く見える間宮(※三上補正)が、この時ばかりは怖く思えた。
「俺を縛ってくれ」
「ほぉ」
三上はじっと見つめたまま、流すように返事をする。
「三上。縛ってくれ、と言ったんだ。聞こえなかったか」
「いや、聞こえた。けどな、昼間からそういうプレイってのはさすがの俺も考えてない」
「何の話だ」
「俺がお前を縛ってエスでエムな感じだろ? いくら最近寂しい思いをさせてたからと言って突然のレベルアップはどうかと思うぜ」
妄想したことがないとは言えないし、数パーセントくらいの興味はあるが、嗜好は至ってノーマルだと自負している。恋人の要望とはいえ、現実で行動に起こせと言われると躊躇してしまう。
だが当の本人は呆れたように目を細めて、ため息を返した。
「ふぅ……お前の頭にはそれしかないのか」
「恋人に紐差し出されて縛ってって言われたら、なぁ……というか違うのかよ?!」
「まぁある意味プレイと言えなくもないか」
「どっちだ!」
「今日はお前の隣じゃなく、トランクでじっとしていた気分だ」
「つまり?」
「俺を縛ってトランクに放り込め」
どこの世界に恋人をトランクに押し込んで運転する男がいる。
そもそもデートじゃないだろと三上はガクリと首を垂れた。
「いやいや、意味がわからねぇし!」
「胎児の気分という奴だ」
「全国のお母さんに怒られるわ!」
「猿轡もあるぞ」
「そもそも人様に見せられねぇし、胎児も関係ねぇ! 見られたらプレイどころか警察沙汰だろ!」
「お前がミスしなければいい」
「する! 絶対ミスするぜ! 俺は肝心なときにうっかりやるからな! だからやめろ!」
チッという舌打ちに三上は目を見開いた。
「使えない」
続いた台詞は三上のプライドにザクザク棘を刺す。
「使えなくねぇ!」
「じゃあできるな。俺は三上に縛って欲しい」
「……っ」
情けないことに少しドキッとしてしまった。
何故、どうして、数ヶ月ぶりのデートがこんなことになったのだろう。

実際間宮をトランクに入れてデートしたかは……神のみぞ知る。




三上をどん引きさせる版も考えたんですが、付き合って結構経つので慣れたという設定もいいなと思いました。
文中のトカゲは実際に広島の動物園におります。ググッた。
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テーマ:ボーイズラブ - ジャンル:アニメ・コミック



















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